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北海道の中小企業の賃金はこうあるべきだ!
北海道の中小企業の賃金コンサルタント・石田和彦の持論賃金の決定をめぐる北海道中小企業の社長の悩みを解消したい
賃金は、社員の最重要関心事です。社長の決定は中小企業の経営において大きな影響を与えてくると思います。
どのように、いくら払うのかは、中小企業では社長の決定に委ねられています。だから北海道の中小企業においても、社長の悩みは深いです。
例えば、せっかく昇給したのに、昇給の決め方に疑問の声が上がって、逆にやる気を削ぐようなことだってありえるので、慎重にならざるを得ません。
だから北海道の中小企業の多くの社長は、地元の傾向を気にされます。道内の中小企業と比べて我が社はどうだろうか? という情報を求めておられます。
私は北海道の中小企業の賃金を専門に研究しているコンサルタントです。北海道の中小企業の調査研究に励むことで、道内の中小企業の社長が抱える悩みの解消に努めたいと思います。
中小企業では、賃金の支払い方は社長が決めること
労働基準法は、賃金を支払う際の5原則(①現金払い、②直接払い、③全額払い、④毎月一回以上払い、⑤一定の期日払い)を定めています。また、最低賃金とか、男女同一とか、割増についても定めています。
しかし、それらはあくまでも最低基準を定めたものです。具体的なことは労働基準法で定められていません。例えば「50歳になったら50万円支払いなさい」とか、「賞与は100万円支払いなさい」といったことの定めは労働基準法に載っていません。北海道の中小企業では、それは社長がすべて決めることになるわけです。だから、北海道中小企業の社長の悩みは深いのです。
中小企業の社長のための《賃金支払いの5原則》
支払い方は、労働基準法でいうところの5原則とはまったく違った、中小企業の経営の視点からの5原則を考える必要があると思います。
中小企業の社長向けに、独自の“5原則”を作るとすれば、以下の内容ではいかがでしょうか? これは北海道の中小企業にとっても、大変参考になる考え方ではないかと思っております。
1. 同業他社に負けない初任給を支払う(だから北海道の相場の研究が必要です)
2. 30歳までに結婚できる賃金を支払う(だから北海道の生活費の研究が必要です)
3. 昇進・昇格はわかりやすくシンプルにしよう
4. 幹部にはほどほどの緊張感が得られる賃金にしよう
5. 合法性のある賃金にしよう
いかがですか、社長の頭の中にイメージが湧いてきたのではありませんか?
大企業のように、賃金表で決められたものであれば、その表に従って支給されることになると思います。しかしながら、北海道の中小企業の場合は、上記の5原則のようなものを、社長が自分の頭で考えて、社員に支払うことが大切なことかと思います。
社長が自分の頭で考え抜いて決める過程が重要であると思います。
北海道の中小企業の社長にそこを知って欲しいと思います。
人は賃金さえ良ければ満足するもの、ではない
人間は賃金が高ければこしたことはありませんが、それで人は満足するかというと、そんなこともないと思います。私は、人が働いて得られる本当の報酬は、5つのポイントがあると思います。それが『こころの報酬の5原則』です。
社長が社員に与えたい5つの報酬とは?
1. 感動(お客様からありがとうと言って感動してもらうこと)
2. お金(豊かに生活をするため、昇給・昇格などの賃金により高く評価されること)
3. 成長(去年よりも今年の自分が成長していると実感すること)
4. 信頼(この仕事を通して、お客様に、同僚に高く評価されていると感じること)
5. 愛情(社長の会社に勤務することにより得られる、社長の社員への愛情・絆)
このように考えると、毎月の賃金は、働いて得られる報酬の一部しかないのではないかとも思えます。上記の“お金以外の報酬”は、社員に受け取って頂けているでしょうか?
北海道の中小企業の社長にそこを知って欲しいと思います。
明細書に社長の想いを込める
中小企業の社長の仕事の中で、一番社長が偉くなれて、社員から感謝される日はいつかを考えると、支給日が一番である思います。
従って、支給日には、あえて現金で支払うとか、明細書に社長のメッセージを込めて、支給するとか。または、感謝のねぎらいの言葉をかけて支給するとか、工夫をして支払うべきだと思います。
なんの仕組みも持たず、毎月、支給日に銀行口座に振り込むのは効果的ではありません。
北海道の中小企業の社長にそこを知って欲しいと思います。
「社員は一個の天才、会社は天才の集まり」
私は人生観として、どんな人でもすごい可能性があると信じております。このような視点から「社員は一個の天才、会社は天才の集まり」をモットーに掲げさせていただいております。
北海道の中小企業の社長は、社員を自分の一番大切なお客様だと考えて欲しいです。賃金支払いは、単なる経費の支払いではなく、将来の人材育成の投資だと思って欲しいです。北海道の若者を育てるための投資だと思って欲しいです。投資と思えば、社長も毎月の支払日がいくらかでも楽しく、前向きな気持ちになってくるのではないかと思います。
北海道の中小企業の社長にそこを知って欲しいと思います。
以上、北海道の中小企業の賃金コンサルタント・石田和彦からの熱いメッセージでした。